歯の黄ばみの原因
2022/08/26
歯の黄ばみの原因は【ステイン】
ステインとは、多くの食べ物に含まれているポリフェノールの色素と、ペリクルという歯の表面を覆っているたんぱく質が合体した汚れのことです。このステインは日常生活の中で、実は多量に摂取しています。そのステインが蓄積されることが、歯の黄ばみの原因となります。
コーヒーは、ステインは付着しやすい飲み物?
Point
01
結論から申し上げますと、「YES」です。コーヒーを飲むと、歯が黄色くなりやすくなりますが、それはコーヒーの色がそのまま歯に付着しているのではありません。
歯を覆っているペリクルという薄い膜が着色汚れに関係しています。ペリクルには、歯の再石灰化を促したり、歯のエナメル質を保護する働きがあります。一方で、細菌や食べカス、食品の着色成分などを吸着する側面があります。
コーヒーを飲むと、ペリクルにステインが付着しやすくなるため、黄ばみなどの着色汚れに繋がる結果となります。
着色しやすい飲食物
Point
02
コーヒーだけが歯の着色が付きやすいわけではありません。よく食べる食べ物や飲料にも着色しやすいものがたくさんあります。
・カレー、ビーフシチュー
・赤ワイン
・緑黄色野菜
・紅茶、緑茶
・チョコレート など
意外なところですと
・豆腐
などがあります。
上記に記載した飲み物や食べ物のほとんどは着色要素の強いタンニンやポリフェノールなどが含まれており、ステインが歯に浸透・付着しやすくなります。また、カレーやビーフシチューなどは特に色が濃い食べ物なので、歯の黄ばみにつながりやすいです。
その他の黄ばみの原因
飲み物や食べ物だけではありません。歯の黄ばみの原因となるものには下記のようなものがあります。
タバコ
Reason
01
歯の着色の代表ともいえるタバコ。タバコを吸われている方で、歯が白い方は皆無です。喫煙者の方で歯が白い方がいらっしゃいましたら、それは十中八九ホワイトニングをされている方です。タバコのヤニが特に厄介で、一度付着すると落ちにくいのが特徴です。
口内環境による影響
Reason
02
歯並びが悪いと歯磨きで細かいブラッシングを行うことが困難なため、きちんと汚れを落としにくくなります。その結果、着色汚れをブラッシングで落としづらくなり、黄ばみの原因となります。また、歯石が溜まっていたり、歯の表面に細かい傷があったりすると、それも黄ばみなどがつきやすくなる原因となります。そのため、日常の歯みがきも強くこする(歯に細かい傷が付きやすい)のではなく、優しめの力でブラッシングすることを心がけてみてください。歯ブラシの硬めはあまりオススメできません💦柔らかめや、ふつうの硬さをオススメします。
ドライマウス
Reason
03
唾液には、歯の表面を洗い流す作用があります。
そのため、唾液の分泌が減るなどの理由で口の中が乾いていると、汚れが歯に付着しやすくなます💦
口の中は常に潤うように、適度な水分補給を心がけることも着色汚れの対策に繋がります!